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2026/07/09 18:00

<ライブレポート>yosugala デビュー4周年、自身最大規模のステージで表現した情熱と感謝「今まで私たちに出会ってくれたみなさんのおかげでここに立つことができた」

 yosugalaが、2026年6月21日に東京・NHKホールにてワンマンライブ【yosugala 4th anniversary live「progress the night -NHKホール-」】を開催。コンセプチュアルな構成、豪華絢爛なセットと演出の中、情熱が炸裂した激しいライブで集まったファンと共に4周年の喜びを分かち合った。

 自身最大規模となるこの日のライブは、“デビュー4周年を祝う一夜限りのフェスティバル 感動のアトラクションを巡る祭典「yosugaland」”と銘打って行われた。開演を待つ間、仮面姿のピエロに扮したダンサーたちが客席を練り歩きながら飴を配り、軽やかな動きで喝采を集めていた。

 開演時間になり暗転すると、観客は総立ちに。先ほどまで客席にいたダンサー4人がステージに登場して幕が開くと、壮大な音楽と合わせてビジョンにメンバーそれぞれが紹介され、「2023年6月22日」(Spotify O-WESTで結成1周年記念ライブ開催)から時が進み、映し出された時計の針が「6:21」(6月21日)を指す。上下段に分かれたステージの上階、ビジョンが左右に分かれると、君島凪、黒坂未来、汐見まとい、未白ちあが真っ赤な衣装に身を包み、大歓声を受けてステージに登場した。オープニング曲は「indigo」。冒頭から大合唱とクラップの音で歌がかき消されるほどの盛り上がりだ。回り出した時計の針にリンクするようにドラムがリズムを刻み、「ハルカカナタ」へ。バンドが陣取るステージ下段のセットは「yosugaland」の世界観を表現した華やかな遊園地になっており、激しいサウンドとのギャップがyosugalaそのものを連想させた。

 汐見が「全力でかかってこいよー!」と叫んでダンスチューン「オヒメサマ?」に突入して揺れるNHKホールの客席。メンバーとダンサーが上下のステージに入れ替わりながら、目まぐるしく曲を展開していく。メンバー4人がポーズを決めて始まった「YOSUGAL伝説」では、〈とりもどせ! とりもどせGAL!!〉と連呼しながら、広いステージを縦横無尽に使ってそれぞれの個性を発揮。途中、未白が「今日おめかししたんですけど、カワイイですか!?」と呼び掛けて大喝采を受けた。メジャー1st EPの表題曲「No Border」では、いくつもの鏡がビジョンに描かれる中、4人の顔が映し出される。王道アイドルソング的なメロディにMIXを打つ観客たち。オープニングからの5曲で、あっという間にNHKホールが激しいエンターテインメントのテーマパークと化した。

 最初のMCでは、4人で「yosugalandへようこそ~!」と挨拶すると、「今回の4周年ライブは『yosugaland』というテーマを設けまして、まるでテーマパークのような仕上がりの公演になっています。さまざまなエリア、アトラクションをご覧いただいてワクワクドキドキをいっぱいお送りしますので、最後までいっぱい思い出を作っていきましょうねー!」と、汐見がライブのコンセプトを紹介。さらに「yosugalandの世界観を堪能できる良いライブにしていきたいと思います」(黒坂)、「4周年ということで、4人が今まで培ってきたものを全力で、元気よくお届けしたいと思っております」(君島)、「4周年ということで、みなさまに恩返しの感謝をお伝えできるライブになればなと思っております」(未白)、「この1年みなさんに愛されてまいりました。ハッピーなライブで全力で笑顔と感謝を届けたいと思っています」(汐見)とそれぞれが意気込みを語った。

 「続いては、エキサイティングでスリリングなエリアとなっておりますので、準備をお忘れなく。それではどうぞ!」と次なるセクション、【Crazy Party Zone】へ。しばしダンサーがステージで踊り、「ろーるぷれいんぐ」が始まると、なんとメンバー4人が1F客席に登場。練り歩きながら歌うと、通路に置かれたお立ち台に上がりパフォーマンスして、観客はどよめきつつ大盛り上がりに。その間、ステージではバンドメンバーたちが1F、2Fを行き交いながら自由気ままに演奏している様子も、楽しさを倍増させていた。

 「お邪魔しました!」(汐見)とステージに戻ると、「スペードのエース」へ。パイロから火柱が上がり、2ビートのドラムに煽られて興奮の坩堝に。「マスカレイドナイト」へと続き、怒涛の音塊に包まれて「Oi! Oi!」とコールが沸き起こる中、街灯のセットを使ったポールダンスで魅了しながら、拡声器を手にして歌う4人。前に突き進むリズムに乗って〈キミの全部 曝け出して〉と繰り返すサビが強烈に耳に残る。ホラー的な導入からイントロで炎が上がり、「エスカレート」へ。ソロダンスも披露、仮面をとったダンサーたちもステージに合流するダンサブルな1曲となった。5月6日に配信リリースされた「バニバニラ」では、スモークが上がりバンドと一体となった疾走感溢れる演奏と歌を聴かせた。豪華なセット、派手な演出、爆音のバンドサウンドの中にありながら、4人の歌とダンスがそれを凌駕する強烈な印象を残すところが、yosugalaが多くの支持を集める由縁だろう。

 MCを挟んで観客が着席すると、「一番夜景が見えるエリア」として次のセクション【STARLIGHT TERRACE】へ。躍動する骨太な演奏で力強い歌を届けた「コノユビトマレ」、ドラム中心の音数少なめなサウンドで旋律の輪郭がより伝わった「夜更かしして寝坊するんだ」と、それぞれの歌唱力の高さが伝わってくる。4人のセリフから曲へと導いたバラード「きっかけ」の終盤では、君島が渾身のアカペラで思いを届けた。4人がステージに散らばってひし形を作りながら歌った「宇宙旅行」では、観客同士が肩を組み、振り合わせをして一体に。「みなさん一緒に歌ってください!」と汐見が呼び掛けると、〈ラララ~〉とコーラスで大合唱に。親しみやすいメロディが会場全体を包み込み、カメラがステージからメンバー越しに客席を映すと、スマホの灯りが一面を埋め尽くしていた。次の曲「弱い僕」が告げられると、客席からは思わずどよめきが。ライブ初披露となった同曲は、ステージ上段での光るスタンドマイクを使った熱唱に誰もがジッと見つめながら耳を傾けていた。

 曲間では、重大発表として9月9日にメジャー2nd EPをリリースすること、9月20日Spotify O-EASTから12月5日と6日 YOKOHAMA Bay Hallまで全国ツアーを開催することが発表され、ライブはいよいよクライマックスの【FINAL PARADE】へ。火花が吹き出してコールが爆発した「何億分の1を」、4人がお立ち台に上がり語り掛けるように歌われた「prologue2025」。そして、「この1年間、正直しんどいこともたくさんありました」と汐見がここに至るまでの思いを伝えて、今日ここに集まった人々に「確かめ合いましょう! 歌いましょう!」と呼び掛ける熱い曲振りから「My Dear」へ。激しくハイスピードな演奏に乗せた歌声がオーディエンスの声と重なり、とてつもない盛り上がりに。ステージ上段で歌う4人をビジョンの中から光が照らし、雲の向こうに描かれた大きな城をバックに歌うとスモークが上がり、会場中が大合唱となった。

 ダンサー(sorachi、misaki、ayuna、MomokA)とバンド(EREN(Gt /AliA)、Yoichi(Gt)、malo(Ba)、RYOTA(Dr))のメンバーが紹介され、曲は「Sparkle」へ。ビジョンの中に城がそびえ立ち、4人の歌を声援とクラップで支える観客たち。曲間で汐見が「一緒に夢見てくれてありがとうー!」と感謝を伝え、「全員跳べー!」と絶叫すると、客席中がジャンプで応えた。ラストは「四葉のクローバー」を歌い、感動的な余韻が残るまま、4人はステージを降りた。

 豪快な音がステージから一斉に放たれると、君島と未白が1F、黒坂が3F、汐見が2Fへ、再び客席に登場するサプライズ。お客さんに手を振り歩きながら歌い、撮影OKということもあり、会場のあちこちでカオスな盛り上がりとなった。ステージに集合すると、「なんと、ERENさんが曲を書いてくださいました!」と、この日のために急遽作られたという、新曲(タイトル未定)を披露。シンプルな8ビートに乗せたさわやかなポップロックで、あたたかさを感じさせる曲だった。

 最後の曲を前にしたMCでは、「今まで私たちに出会ってくれたみなさんのおかげでここに立つことができています。本当にありがとうございます」(君島)、「変わらないまま変わるって本当にむずかしいことなんだなと思って。それでも歌で喜びや夢とかを与えること、悲しさや寂しさとか、みんなに寄り添うことができるyosugalaは本当に誇りで大好きだなって、この1年で改めて思いました」(黒坂)、「今の私たちってみんなに何が伝えられるんだろう? ってすごく思ったときもありました。でもこうやってステージからみんなの顔を見て、ああ、今確かに繋がっているなって思う瞬間がいっぱいあって。今日みんなが楽しかったよって言ってくれて、すごくうれしかったです。これからもステージに是非足を運んでください」(汐見)とそれぞれが思いを語った。

 最後にマイクを取った未白は、この日は客席を完全ソールドアウトにはできなかったことに触れ、「この1年間はメジャーデビューして華やかに見えるかもしれないんですけど、自分たち的には結構足踏みしていたなって感じで。だからここで会場を埋められなかったという悔しい気持ちはあるんですけど、その足踏みは全部無駄ではなかったと思うので、またこれから一年、同じ努力を続けて頑張っていきたいなと思ってますし、全員への感謝を忘れないように、それがみんなに伝わるライブをこれからもお届けできたらいいなと思っています。だからもし、もう1回NHK ホールに立てるときがあったら、またみんなに集まってほしいです。そのときは是非完売させたいです。よろしくお願いします。ありがとうございました!」。時折涙ぐみながら、赤裸々な思いを伝えた未白にあたたかい拍手が送られた。

 会場の空気をガラリと変える声出しから、最後に披露されたのは「aspiration」。4人がステージから客席にマイクを向けると、コブシを挙げる大観衆からのレスポンスが帰ってきた。エンディングでは銀テープが盛大に放たれて、2時間30分にわたって大いに盛り上がった「yosugaland」は終演となった。

Text:岡本貴之
Photo:Masayo

◎セットリスト
【yosugala 4th anniversary live「progress the night -NHKホール-」】
2026年6月21日(日)東京・NHKホール
1. indigo
2. ハルカカナタ
3. オヒメサマ?
4. YOSUGAL伝説
5. No Border
6. ろーるぷれいんぐ
7. スペードのエース
8. マスカレイドナイト
9. エスカレート
10. バニバニラ
11. コノユビトマレ
12. 夜更かしして寝坊するんだ
13. きっかけ
14. 宇宙旅行
15. 弱い僕
16. 何億分の1を
17. prologue2025
18. My Dear
19. Sparkle
20. 四葉のクローバー
EN1. アステリズム
EN2. 新曲
EN3. aspiration

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